中古車の維持費を抑える方法|年間数万円を節約するコツ
- RIDSOM Auto
- 8月25日
- 読了時間: 15分

▶︎1. 中古車の維持費を抑える方法とは?

1.1 中古車の維持費を抑えるために知っておきたい基本
中古車をお得に持ち続けるには、まず維持費の中身を正しく知ることが大事です。
ここを曖昧にしたまま節約を始めても、効果が出にくくなります。
一般的に中古車の維持費は、以下のような項目に分けられます。
税金(自動車税、自動車重量税など)
保険(任意保険・自賠責保険)
車検や定期整備
燃料費
消耗品交換(タイヤ、バッテリー、オイルなど)
駐車場代
これらは毎月かかるものと、年に一度または数年に一度まとまってかかるものがあります。
たとえば駐車場代は毎月一定額ですが、車検費用は2年ごとにまとまって支払うことになります。
こんな失敗もよくあります。
① 保険料や税金など「年払い」の金額を月々の維持費に換算せず、気づけば負担が大きくなる
② 燃料代や駐車場代のような毎月の支出だけを意識し、車検や整備費用を見落とす
③ 消耗品交換を先延ばしにして故障や事故のリスクを増やし、結果的に修理費が高くなる
解決策としては、年間の維持費をすべて洗い出し、月ごとの平均額に換算して把握することです。
こうすることで、「あと数か月で車検があるから今月は節約しよう」といった計画的な家計管理ができます。
たとえば、年間で合計36万円の維持費がかかる場合、1か月あたりの平均は3万円です。この「3万円」という目安があるだけで、使いすぎを防ぐことができます。
維持費の全体像を把握することが、節約の第一歩です。
1.2 なぜ中古車の維持費を抑えることが大事なのか
中古車は新車に比べて購入価格が安いのが魅力ですが、維持費を意識しないと総額で高くつくことがあります。
特に、長く乗る場合は毎年の費用差が積み重なり、大きな金額になるのです。
中古車の維持費を抑えることが大事な理由は大きく3つあります。
家計への負担を減らせる 毎月のガソリン代や駐車場代、保険料は少しの工夫で数千円単位の差が出ます。たとえば保険の見直しで年間2万円、燃費改善で年間1万円節約できれば、それだけで年間3万円の浮きになります。
突発的な出費に備えられる 車は突然の故障や部品交換がつきものです。維持費を日頃から抑えておくことで、急な修理代にも余裕を持って対応できます。
長期的な資産計画に有利 浮いたお金を車の買い替え資金や他の生活費に回せます。特に車検や保険更新など大きな支払いがある年でも、資金繰りが安定します。
よくある失敗としては、 ① 購入価格だけで中古車を選び、維持費を計算しない
② 車検や税金の時期にまとまったお金が必要になり、家計が一時的に赤字になる
③ 維持費がかさみ、結果的に買い替えが早まってしまう
解決策は、購入前から維持費を具体的に見積もり、「年間いくらまで」と上限を決めておくことです。
そのうえで毎月の節約ポイントを実行すれば、無理なく負担を減らせます。
購入価格よりも維持費こそが、車との長い付き合いを左右します。
▶︎2. 中古車の維持費を抑える方法【税金・保険・車検編】

2.1 軽自動車やエコカーで維持費を抑える
中古車の維持費を大きく左右するのが車種の選び方です。
特に軽自動車やエコカーは、税金・燃費・保険料の面で大きな節約効果があります。
軽自動車を選ぶメリットは次の通りです。
自動車税が普通車より安い
車検や保険料も低め
燃費が良いモデルが多い
エコカー(ハイブリッドや低燃費ガソリン車)も、燃料費が抑えられるだけでなく、減税制度の対象になる場合があります。中古車でも条件を満たせば、自動車重量税や取得税が軽減されることがあります。
よくある失敗は次の3つです。 ① 車体価格の安さだけで大型車を選び、税金や燃料代が高くつく
② 年式が古すぎる軽自動車を選び、故障が増えて修理代がかさむ
③ エコカーを選んだのに走行距離が短く、燃費メリットを感じられない
解決策としては、購入前に次のポイントをチェックしましょう。
年間走行距離と燃費差から、燃料費の節約額を試算する
車検・税金・保険料を含めた年間維持費を比較する
5年以上の使用を想定して、故障リスクや部品の入手しやすさも確認する
たとえば、燃費が1ℓあたり5km良い車に乗り換えた場合、年間1万km走るならガソリン代が年間約2万円安くなる計算です。
選ぶ段階で維持費を抑える工夫をすれば、乗り始めてからずっと節約効果が続きます。
2.2 任意保険の見直しで無駄な出費を減らす
中古車の維持費で意外と大きな割合を占めるのが任意保険です。
毎月の支払いが数千円でも、年間にすると数万円の差になります。
任意保険の見直しで出費を減らすには、まず以下のポイントを押さえましょう。
補償内容を現状に合わせる
不要な特約や重複補償を外す
複数社の見積もりを比較する
よくある失敗は次の3つです。 ① 新車時の補償内容のまま中古車に乗り換えてしまい、必要以上に高いプランを契約している
② 家族の他の保険と補償が重複していて、同じ内容を二重に払っている
③ 一度契約した保険を数年間見直さず、料金が高いまま払い続けている
解決策としては、保険料の内訳を確認し、用途に合わない部分を整理することです。
たとえば車両保険は新車時は安心ですが、中古車の場合は保険料が車両価値に対して割高になることもあります。
また、年間走行距離や利用目的(通勤・レジャー)によっても保険料は変動します。
複数の保険会社に見積もりを依頼すると、同じ条件でも数千円から数万円の差が出ることがあります。年間2万円節約できれば、5年で10万円以上の違いです。
任意保険は「契約しっぱなし」が一番損です。年に一度は必ず見直しましょう。
2.3 車検業者や見積もり比較で費用をカットする
車検は2年ごとに必ずかかる大きな出費です。
内容によっては10万円を超えることもあり、業者や整備内容を見直すだけで数万円の節約が可能です。
車検費用を抑えるためのポイントは次の通りです。
複数業者から見積もりを取る
法定費用と整備費用を分けて確認する
必要な整備と不要な整備を区別する
よくある失敗は次の3つです。
① いつも同じ業者に依頼して、他との価格差を知らないまま高い料金を払っている
② 点検時に勧められるまま全ての部品を交換してしまう
③ 車検と同時に不要なオプション整備を追加され、総額が膨らむ
解決策としては、まず最低でも2〜3社から見積もりを取ることです。
同じ整備内容でも業者によって工賃が違い、合計額が2万円以上変わるケースもあります。
さらに、法定費用(自賠責保険料・重量税・検査手数料)はどこで受けても同じなので、差が出るのは整備費用部分です。
また、タイヤやバッテリーなどは車検の時期に合わせて交換する必要はありません。まだ十分に使える部品まで交換すると、数千円〜数万円の余計な出費になります。
車検は「比較」と「取捨選択」が節約のカギです。
事前に必要な整備と時期を確認しておけば、ムダな出費を防げます。
2.4 減税制度や特例を活用して賢く節約する
中古車の維持費は、税金の軽減制度を使うことで確実に下げられます。
知っているかどうかで年間数千円〜数万円の差が出るため、制度の確認は必須です。
主に活用できる制度は次の通りです。
エコカー減税(環境性能に優れた車両の税金軽減)
グリーン化特例(低排出ガス車・燃費基準達成車への自動車税減額)
古い車への重課税回避(一定年数以上経過車は税金が上がるため、対象前に買い替え)
よくある失敗は次の3つです。
① 車を購入してから対象外だと気づき、減税の恩恵を受けられない
② 減税期間が終わっても気づかず、そのまま高い税金を払い続ける
③ 重課税の対象車を購入し、毎年高い税金を負担することになる
解決策としては、購入時に車検証やカタログで燃費基準・排出ガス性能を確認することです。
中古車の場合、年式や型式が減税対象かどうかが重要です。
また、自治体によっては低公害車への補助金制度があるため、住んでいる地域の情報もチェックしましょう。
たとえば、エコカー減税で自動車重量税が50%軽減される場合、3万円の税金が1万5千円になります。これが3年に1度の車検ごとに続けば、長期的に大きな節約です。
制度を知っている人だけが得をします。
情報収集は維持費節約の第一歩です。
▶︎3. 中古車の維持費を抑える方法【燃料費・消耗品編】

3.1 エコ運転でガソリン代を節約する
ガソリン代は毎月必ずかかる出費ですが、運転の仕方ひとつで年間数千円〜数万円節約できます。
これが「エコ運転」です。
エコ運転のポイントは以下の通りです。
急発進・急加速を避ける
アイドリングを減らす
タイヤの空気圧を適正に保つ
車内の不要な荷物を減らす
よくある失敗は次の3つです。
① 発進時にアクセルを踏み込みすぎて燃費を悪化させる
② 寒暖差が激しい季節にエアコンを使いっぱなしにしてしまう
③ タイヤの空気圧をチェックせず、転がり抵抗が増えて燃費が下がる
解決策としては、まず発進時はゆっくり加速することです。
急加速は燃料消費が大きく、同じ距離を走ってもガソリンの使用量が増えます。
また、アイドリングは10分で約0.15リットルのガソリンを消費するとされており、停止時間が長いときはエンジンを切るのが効果的です。
さらに、タイヤの空気圧が0.5気圧不足すると燃費が約3%悪化するといわれます。月に1度はガソリンスタンドでチェックして、適正値を維持しましょう。
たとえば、平均燃費が1ℓあたり15kmの車で年間1万km走る場合、燃費を5%改善するだけでガソリン代が年間約5,000円浮きます。
日常の運転習慣を少し変えるだけで、節約効果は着実に積み上がります。
3.2 消耗品交換のタイミングを工夫して出費を減らす
中古車の維持費の中で、じわじわと効いてくるのが消耗品の交換費用です。
オイルやタイヤ、バッテリー、ワイパーゴムなどは定期的に交換が必要ですが、タイミングを工夫することで費用を抑えられます。
主な消耗品と交換の目安は以下の通りです。
エンジンオイル:5,000kmまたは半年ごと
タイヤ:3〜5年または溝が1.6mm以下
バッテリー:3〜5年
ワイパーゴム:1年ごと
よくある失敗は次の3つです。
① 必要以上に早いタイミングで交換してしまい、費用がかさむ
② 逆に交換を先延ばしにして故障や事故の原因になる
③ 車検時にすべての消耗品をまとめて交換し、高額請求になる
解決策は、使用状況に合わせて交換時期を柔軟に決めることです。
たとえば、年間走行距離が少ない人はオイル交換の回数を減らせますし、タイヤも使用年数だけでなくひび割れや溝の深さを見て判断できます。
また、バッテリーやワイパーなどはカー用品店やホームセンターのセール時に購入し、自分で交換すると工賃がかかりません。
年に一度のまとめ買いで、数千円〜1万円程度節約できることもあります。
「早すぎず、遅すぎず」の交換タイミングが維持費節約のカギです。
3.3 駐車場選びで毎月の支出を抑える
中古車の維持費で意外と見落とされがちなのが駐車場代です。
都市部では月額2万円以上かかることもあり、年間で計算するとかなりの金額になります。
駐車場代を抑えるポイントは以下の通りです。
自宅から少し離れた場所も候補に入れる
平置きや屋外駐車場を選ぶ
共同利用やシェア駐車場を活用する
よくある失敗は次の3つです。
① 利便性だけで近所の高額駐車場を契約してしまう
② 屋内や機械式など必要以上に高いタイプを選んでしまう
③ 契約更新時に料金比較をせず、値上げに気づかない
解決策は、徒歩5〜10分圏内まで範囲を広げて探すことです。
少し離れた場所に移すだけで月5,000円安くなるケースもあります。
また、最近は空き地や個人宅の駐車スペースを時間貸し・月貸しするサービスも増えており、相場より安く契約できる可能性があります。
さらに、機械式や屋内駐車場はセキュリティ面では優れますが、雨風を気にしない人なら屋外の平置きでも十分です。耐候性カバーを使えば車体保護も可能で、維持費と車の状態をバランスよく保てます。
駐車場は「利便性」と「費用」のバランスで選ぶのが正解です。
固定費を下げられれば、節約効果は毎月継続します。
▶︎4. 中古車の維持費を抑える方法【選び方・乗り方編】
4.1 年式や年数で維持費が変わる理由と選び方
中古車は年式や経過年数によって維持費が大きく変わることがあります。
特に古い車ほど税金や修理費が高くなりやすい傾向があります。
主な理由は以下の通りです。
新車登録から一定年数を過ぎると「重課税」がかかる(多くは13年・18年経過)
古い車は部品の劣化や故障リスクが高く、修理費が増える
最新モデルに比べて燃費性能が劣ることが多い
よくある失敗は次の3つです。
① 車体価格の安さだけで年式の古い車を選び、税金や修理費で損をする
② 走行距離が少ないからと古い年式を選び、部品劣化で出費がかさむ
③ 減税対象外の年式を選び、税金負担が増える
選び方のポイントは、購入価格と維持費のバランスです。
数万円安くても、年間の税金・燃費・修理費が高ければトータルコストは上がります。可能なら重課税対象になる前の年式を狙うと、数年間は税金負担を軽くできます。
4.2 走行距離・車両状態から考える維持費の差
中古車は走行距離と車両状態も維持費に直結します。
距離が多いほどエンジンや足回りの摩耗が進み、修理・交換が必要になる部品が増えます。
走行距離と維持費の関係は次のような傾向があります。
走行距離5万km未満:大きな修理は少ないが価格は高め
走行距離5〜10万km:価格は下がるが部品交換のタイミングが近づく
走行距離10万km超:価格は安いが修理・交換費用が増える可能性大
よくある失敗は次の3つです。 ① 安さだけで10万km超の車を選び、購入後すぐ高額修理が発生
② 距離が短くても、整備履歴が不明な車を買ってトラブルになる
③ 外装や内装の状態だけを見て機関系の確認を怠る
選び方のコツは、走行距離だけでなく整備記録簿や交換履歴を必ず確認することです。しっかり整備されていれば、10万kmを超えていても安心して乗れる場合があります。
4.3 カーリースやレンタカーの利用で維持費を固定化する
「車を所有する」以外にも、カーリースやレンタカーを使って維持費を抑える方法があります。特に毎日使わない人や、短期間だけ必要な人に向いています。
カーリースのメリット
車両代・税金・車検・メンテ費用が月額に含まれる
突発的な大きな出費がない
常に比較的新しい車に乗れる
レンタカーのメリット
必要なときだけ借りるので、駐車場代・保険料・税金がかからない
長距離や旅行時だけ高燃費の車を選べる
よくある失敗は次の3つです。 ① 毎日のように利用するのにレンタカーを選び、結果的に高くつく
② カーリースの走行距離制限を超えて追加料金が発生する
③ 保険や補償内容を確認せず、事故時に高額請求を受ける
判断のポイントは、利用頻度と年間コストの比較です。
例えば週1回しか乗らない場合、レンタカーやカーシェアの方が維持費を大きく抑えられます。逆に毎日使う場合は、カーリースの月額制で費用を固定化した方が安心です。
所有にこだわらない選択肢も、賢く維持費を抑える方法のひとつです。
▶︎5. 中古車の維持費を抑える方法【年間・月額編】
5.1 年間維持費の内訳と節約のポイント
中古車の維持費を抑えるには、まず年間でどれくらいかかっているのかを可視化することが大事です。
漠然と「お金がかかる」と感じているだけでは、具体的な節約ポイントが見えてきません。
年間維持費の主な内訳(普通車の一般的な例)
自動車税:約3万〜5万円
自賠責保険料:約1万5千円(年割換算)
任意保険料:約5万〜8万円
車検・整備費用:約5万〜10万円(年割換算)
燃料費:約10万〜15万円(走行距離による)
駐車場代:約6万〜24万円(地域による)
消耗品費(タイヤ、オイル等):約2万〜5万円
よくある失敗は次の3つです。
① 年間合計を把握せず、支払いのたびに家計が圧迫される
② 車検や保険など高額支出の年に赤字になりやすい
③ 固定費(駐車場、保険)と変動費(燃料、消耗品)の区別ができていない
節約のポイントは、固定費から見直すことです。
保険や駐車場代のように毎月必ずかかる費用を下げると、効果は1年中続きます。次に、燃費改善やメンテナンス工夫で変動費をコントロールします。
5.2 月ごとの支出を把握して無駄を減らす
年間維持費が分かったら、それを月ごとに平均化して予算管理するのがおすすめです。
たとえば年間36万円かかる場合、月あたり3万円を車関連の予算とします。
月ごとの管理で得られるメリット
車関連の支出を意識できる
急な出費があっても予算内で調整しやすい
貯金や他の生活費とのバランスを取りやすい
よくある失敗は次の3つです。
① 年間で大きな支出があることを忘れて、普段の月に使いすぎる
② 車検や保険更新の時期に一気に資金不足になる
③ 毎月の燃料費や駐車場代しか記録せず、総額を把握できない
解決策は、車関連の支出専用の口座や家計簿項目を作ることです。
毎月の予算をその口座に入れておき、そこからガソリン代や保険料を支払えば、オーバーしたかどうか一目で分かります。
さらに、ガソリン代や高速代のように変動する費用は、カード明細やアプリで自動記録すると管理がラクになります。
「年間→月間」の順で数字を分解することが、維持費節約の第一歩です。
▶︎6. まとめ:中古車の維持費を抑えるために今日からできること
中古車は購入価格が安くても、維持費を意識しなければ総額で高くつくことがあります。
今回お伝えした内容は、どれも日常の中で実践しやすく、効果が長く続く方法です。
特に意識したいポイントは次の通りです。
車種選びの段階で軽自動車やエコカーを検討し、税金や燃費で差をつける
任意保険や車検の見直しで、無駄な出費をカットする
エコ運転や適切なメンテナンスで燃料費・修理費を減らす
駐車場代や固定費を下げることで、毎月の支出を安定させる
年間・月間の維持費を数字で把握し、計画的に管理する
これらを組み合わせることで、年間数万円単位の節約も夢ではありません。
浮いたお金を次の車の購入資金や旅行、趣味などに回せば、カーライフの満足度もアップします。
維持費節約は「今から始める」ことが一番の近道です。
今日から1つずつ見直して、賢くお得なカーライフを楽しみましょう。
▶︎維持費も安心!中古車の購入はRIDSOM Auto
全国のネットワークから希望に合う中古車を探し、維持費を抑える選び方もご提案します。
軽自動車やエコカーなど、維持費を抑えられる車種選びも得意です。
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まずはお気軽にご相談ください。


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