中古車の選び方と注意点|失敗しないためのポイントを徹底解説
- RIDSOM Auto
- 7月24日
- 読了時間: 16分

▶︎1. 中古車を選ぶときに知っておきたい注意点とは

1.1 中古車選びの重要性と注意点の全体像
中古車を購入する際、「安くて良い車を選びたい」と考えるのは自然なことです。ですが、新車とは違って中古車には1台ごとに状態や履歴が異なるという特徴があります。そのため、事前のチェックや選び方のコツを知らずに購入してしまうと、あとで「こんなはずじゃなかった…」と後悔することになりかねません。
特に中古車市場では、見た目がきれいでも内部にトラブルを抱えていたり、価格が安くても長期的に見て費用がかさむケースも多くあります。そこでまず押さえておきたいのが、中古車選びで気をつけるべき全体像です。
中古車を選ぶときは「見た目」や「価格」だけでなく、「状態」「保証」「販売店の信頼性」なども総合的に見ることが大事です。
中古車選びでは、以下のポイントをしっかり抑えることが第一歩です。
目的に合った車種とサイズを決める
予算と維持費を現実的に考える
年式と走行距離のバランスを見る
車両状態を多角的にチェックする
保証やアフターサービスを確認する
信頼できる販売店を選ぶ
忙しい日々の中で「少しでも楽に買いたい」と思う気持ちもわかりますが、中古車は一度買ったら簡単には買い替えできません。選び方を間違えないためにも、これから紹介する注意点をひとつずつ確認していきましょう。
1.2 中古車選びでまず絞るべき「目的・予算・用途」
中古車選びで最初にやるべきなのは、「どんな使い方をするか」を明確にすることです。これが定まっていないと、選択肢が多すぎて迷うだけでなく、買ってから「思ったより不便…」となる可能性が高くなります。
たとえば、こんなシーンを想像してみてください。 ・毎朝の通勤で片道30km走る ・週末は家族4人で買い物やレジャーに使う ・月に1回しか乗らないサブカーとして使う
このように、使い方によって「選ぶべき車」はまったく違います。目的が決まれば、自ずと必要なサイズ・燃費・装備も見えてきます。
特に中古車では、車両本体価格だけでなく、以下のような要素にも目を向ける必要があります。
【中古車購入時に検討すべき主な条件】
最初に「目的・予算・用途」を明確にすれば、候補がグッと絞れて、失敗のリスクが減ります。
▶︎2. 年式や走行距離の選び方で失敗しないために

2.1 何年落ちがベスト?年式の選び方と傾向
中古車選びでよく迷うのが「何年落ちを選ぶべきか」という点です。年式は車の価値や性能、故障リスクに直結する大事なポイント。だからこそ、安易に「新しい方が良い」と思い込んでしまうのは危険です。
年式によって価格と状態のバランスが大きく変わるため、最適な年式帯を選ぶことが、中古車購入の満足度を左右します。
一般的におすすめされる「年式の目安」
1~3年落ち
→ 比較的新しい車両で、最新装備が搭載されていることが多いです。新車保証が残っているケースもありますが、価格は高めです。
4~6年落ち
→ 装備や性能は十分で、価格とのバランスが良いゾーンです。車検が1回または2回済んでいるので整備記録も比較的明確。
7年以上
→ 初期費用は安くなりますが、消耗部品の劣化や故障リスクが増えてきます。長く乗る予定なら、メンテナンス費用を見込んでおく必要があります。
特にコスパを重視するなら「4~6年落ち」がねらい目です。
年式選びで押さえておきたい注意点
中古車は「時間が経つほど安くなる」反面、年式が古くなると以下のようなリスクも増えます。
劣化によるトラブル(ゴム類、電装系など)
排ガス規制や税制の不利(古い車ほど税金が高くなる傾向)
下取り価格の低下
見た目や価格だけでなく、年式からくる“維持のしやすさ”や“安全性能の進化”にも注目することが大切です。
2.2 走行距離の基準と短すぎる・長すぎる際の注意点
中古車選びで年式と並んで重視されるのが「走行距離」です。走行距離は車の使用頻度や内部の劣化具合を示す指標ですが、「少ない=良い」「多い=悪い」とは一概に言えないのが実情です。
適正な走行距離を知ることが、賢い中古車選びにつながります。
一般的な走行距離の目安と考え方
日本では年間平均1万km前後走るといわれています。これを基準に以下のように判断できます。
年間1万km以下(低走行)
→ 使用頻度が少なく、比較的コンディションが良い傾向。ただし注意点も。
年間1万~1.5万km(標準)
→ ごく一般的な使用範囲で、バランスの取れた走行距離。
年間1.5万km以上(多走行)
→ 長距離移動が多い車ですが、メンテナンス次第で問題ないことも。
「距離よりメンテナンスの状態」が大切という点を押さえておきましょう。
走行距離をチェックする際のポイント
年式とのバランスを見る(例:5年落ちなら5万km程度が標準)
整備記録簿や点検履歴で実際の使われ方を把握
試乗して異音や違和感がないかを確認
走行距離は「車の使われ方」を読み解く材料であって、数字だけで判断しないことが大事です。
2.3 年式と走行距離バランスの見極め方
中古車を選ぶ際、「年式が新しい」「走行距離が少ない」といった点に注目しがちですが、実はこの2つのバランスがもっとも重要です。どちらかだけを見て判断すると、思わぬ落とし穴にはまってしまうことがあります。
年式と走行距離はセットで評価するのが中古車選びの鉄則です。
年式と走行距離のバランスを見る基本の考え方
年式と走行距離の関係には、ある程度の目安があります。下の表をご覧ください。
この表に当てはまらない車の場合、注意深く状態を確認する必要があります。
バランスが悪い中古車のよくあるパターンと注意点
①5年落ちで走行距離が1万km以下
→ 長期間動かしていない可能性があり、バッテリーや配管系が劣化しているかも。
②3年落ちで走行距離が6万km以上
→ 過走行のため、タイヤやブレーキなど消耗部品の状態を要確認。
③8年落ちで4万km程度
→ メーター巻き戻しや表示偽装の可能性も。記録簿や整備履歴が必須です。
このように、年式と距離がアンバランスな車にはリスクが潜んでいることがあります。
バランスの良い中古車とは?
年式相応の距離を走っている(年1万km前後)
使用頻度が定期的で、エンジンの状態が安定している
整備記録がしっかり残っており、点検が定期的に行われている
走行距離が少ない車に飛びつくのではなく、「どんな環境で、どんな頻度で使われていたか」を考えることが大切です。たとえば、毎日短距離しか乗られていない車はエンジンの状態が悪くなっていることもあります。
見た目や数字だけでは判断できない“使われ方の履歴”に目を向けることが、後悔しない中古車選びにつながります。
▶︎3. 中古車の状態を正しく見極めるための注意点

3.1 修復歴・冠水歴・塩害の有無チェック
中古車選びで最も重要なチェックポイントの一つが、修復歴、冠水歴、塩害の有無です。これらの履歴がある車は、安全性や耐久性に問題がある可能性が高いため、慎重に確認する必要があります。
修復歴の確認
車両の骨格部分に修理歴がないか確認
修復歴がある場合、走行性能や安全性に影響を与える可能性がある
冠水歴の確認
水に浸かった痕跡がないか、車内やエンジンルームのチェック
冠水車は電装系や機械部品にダメージを受けることが多いため、注意が必要
塩害の確認
低温地域や海沿いで使用されていた場合、車体下部やマフラーにサビがないか確認
塩害による腐食が進行すると、修理が難しくなる
チェック方法
車両履歴証明書や販売店の証明書で確認
現車を直接チェックし、異常がないかを確認
修復歴や冠水歴がある場合、見た目がきれいでも購入後にトラブルが発生する可能性が高くなります。必ず慎重にチェックしましょう。
3.2 外装・内装・電装系・機械系の細部チェック項目
中古車選びでは、外装、内装、電装系、機械系の状態を細かくチェックすることが大切です。これらの部分に不具合があると、購入後に高額な修理費がかかることがあります。
外装チェック
塗装の状態:色褪せやひび割れがないかを確認
フレームの歪み:事故歴がある場合、フレームに歪みが生じることがある
サビや腐食:車体下部やマフラーにサビがないかチェック
内装チェック
シートの状態:擦り傷や汚れ、ヘタリがないかを確認
ダッシュボード:ひび割れや不具合がないかチェック
臭い:カビ臭やタバコ臭がないかを確認
電装系チェック
エアコンとオーディオ:正常に動作するかチェック
ライト類:ヘッドライト、ウィンカー、ブレーキランプが点灯するか確認
ワイパー:正常に作動するか確認
機械系チェック
エンジン音:異音がないか確認し、アイドリングが安定しているかチェック
ブレーキの効き具合:異常がないか試乗して確認
足回り:サスペンションの状態をチェックし、異常がないか確認
外装や内装は見た目だけで判断せず、実際に動作を確認して購入後のトラブルを避けるようにしましょう。
3.3 整備記録簿・車検残期間・第三者評価の確認
中古車選びで忘れてはいけないのが、整備記録簿、車検残期間、第三者評価の確認です。これらをチェックすることで、車の信頼性や購入後の維持費を把握できます。
整備記録簿の確認
定期的なメンテナンスが行われているか:オイル交換や点検履歴を確認
過去の修理履歴を把握:修理内容や交換部品が記載されているか
記録簿が途切れていないか:整備が不十分だと車に問題が発生する可能性
車検残期間の確認
車検が残っているか確認:車検が残っていれば、購入後すぐに使用可能
車検残期間が短い場合のコスト:車検を受けるための追加費用がかかることも
車検費用の予算に含めて計算:車検が近い車を選んだ場合、その費用も考慮
第三者評価の確認
第三者機関の評価を確認:車両の状態を客観的に評価した証明書を確認
評価書で安心感を得る:信頼できる第三者による評価があれば、購入後のリスクが減る
評価内容をチェック:評価書に記載された項目に異常がないか、しっかり確認
これらの確認を行うことで、購入後の不安やトラブルを減らし、安心して車を選ぶことができます。
▶︎4. 装備や保証内容で後悔しない中古車の選び方
4.1 必要な装備とオプションの選び方
中古車選びで重要なのが、必要な装備とオプションの選び方です。自分の使用目的に合った装備やオプションを選ぶことで、長期的な満足度が大きく変わります。
必要な装備を選ぶポイント
安全性を重視:ABSやエアバッグなど、基本的な安全装備が整っているか確認
運転支援機能:バックカメラやレーンキーピングアシストなど、便利な運転支援機能が搭載されているか
燃費効率:エコカーやハイブリッド車を選ぶことで、日々の燃料費を抑える
オプション装備を選ぶポイント
快適性を考慮:シートヒーターやオートエアコン、サンルーフなど、長時間のドライブを快適にするオプション
ナビゲーションやオーディオ:自分の移動スタイルに合わせたナビや音響システムを選ぶ
荷室や収納スペース:家族や荷物を多く運ぶ場合は、広い収納スペースが確保できるオプションを
自分のライフスタイルや使用頻度に合った装備を選び、余計なオプションを避けることが、後悔のない中古車選びにつながります。
4.2 保証や返品制度の有無を確認するポイント
中古車選びで見逃せないのが、保証や返品制度です。これらが整っているかを確認することで、万が一のトラブル発生時に安心できます。
保証の確認ポイント
販売店が提供する保証内容を確認:エンジンやトランスミッションなど、主要部分の保証が含まれているか
保証期間:どれくらいの期間、保証が有効か(一般的には3ヶ月~1年程度が多い)
保証の適用範囲:どの部分まで保証が適用されるか、具体的に確認
返品制度の確認ポイント
返品条件を確認:購入後、一定期間内に返品できるかを確認(例えば7日以内など)
返品理由:返品が可能な理由が明確であるか(例えば、車両の不具合が見つかった場合など)
返品手続きの簡便さ:返品手続きがどれほど簡単か、手続きにかかるコストや時間を確認
保証や返品制度がしっかりと整っている車を選べば、万が一のトラブルにも対応できるため、後悔することなく購入できます。
4.3 アフターサービスや販売店の信頼性
中古車購入後のサポートがしっかりしているかを確認することも、購入前に重要なポイントです。アフターサービスや販売店の信頼性をチェックすることで、購入後も安心して車を維持できます。
アフターサービスの確認ポイント
メンテナンスサービスの提供:定期点検やオイル交換など、販売店が提供するメンテナンスサービスを確認
サービスの内容と範囲:何が無料で提供されるのか、修理や交換部品の割引なども確認
緊急時のサポート:事故や故障時に迅速に対応してくれるか、24時間対応などのサポートがあるか
販売店の信頼性を確認する方法
評価や口コミをチェック:実際にその販売店を利用した人の口コミや評価を確認
認証制度:信頼性の高い販売店には、業界団体や認証機関の認定を受けている場合がある
販売店の経営年数:長期間営業している店は、信頼性が高い場合が多い
信頼できる販売店としっかりとしたアフターサービスがあれば、購入後のトラブルにも対応でき、長期間安心して車を乗り続けることができます。
▶︎5. 費用や購入時期で損しないための中古車選びの注意点
5.1 諸費用を含む総額で判断する重要性
中古車購入時、車両本体価格だけでなく、諸費用も含めた総額で判断することが重要です。購入後に予想外の支出が発生しないよう、事前にすべての費用を把握しておきましょう。
諸費用の確認ポイント
登録手数料・車両代行費用:車を登録する際の手数料や代行費用
税金:自動車税や重量税、取得税などの支払いが必要
車検費用:車両が車検を通過しているか、次回車検の費用も含めて確認
保険料:購入後の保険料を事前に計算しておく
整備費用:必要な整備や修理費用が含まれているかを確認
総額で判断する重要性
本体価格だけで判断しない:車両本体が安くても、諸費用が高くなる場合があるため、総額で比較する
維持費用を考慮:燃費、車検費用、保険料などの維持費を予算に組み込む
購入後の費用を事前に計算:予想以上に高くつかないよう、購入前にすべての費用を把握しておく
総額で計算することで、購入後のトラブルや予想外の費用を避けることができます。
5.2 お得に買うためのタイミングと傾向(試乗車落ち/代車落ちなど)
中古車を購入する際、お得に買えるタイミングを見極めることが大切です。特定の時期や状況をうまく利用すれば、同じ車でもより安く購入できます。
お得に買うためのタイミング
新年度や新車モデルの発表時期:多くの人が新しい車を購入し、在庫処分が行われるため、中古車が安くなる傾向にある
年末年始や決算期:販売店が決算を迎えるタイミングで、在庫一掃セールや値引きが行われることが多い
モデルチェンジ直前:新モデルが発表される直前に、現行モデルが値下がりすることが多い
車両のシーズンオフ時期:SUVや4WDなどの季節限定車は、シーズンが終わると価格が下がることがある
お得に購入するための傾向
ディーラーや中古車販売店のセール時期:特定の時期に合わせて、割引や特典が提供されることが多い
高年式のモデル:新車に近い状態でありながら価格が下がるため、お得感が高い
販売台数が多い車種:需要が高いため、価格が安定しており、早期購入が有利な場合が多い
お得なタイミングを見逃さず、賢く購入することで、同じ車でも価格差を大きく抑えられます。
5.3 個人売買と業者購入のメリット・注意点
中古車を購入する際には、個人売買と業者購入のどちらかを選ぶことになります。両者にはそれぞれメリットと注意点があるため、しっかりと理解した上で選ぶことが重要です。
個人売買のメリット
価格が安い:業者を通さないため、中間マージンがなく、安く購入できることが多い
交渉の自由度が高い:価格交渉が柔軟で、個人的な事情に応じた交渉が可能
車両の状態が直接分かる:前オーナーと直接やり取りできるため、車両の歴史や使用方法を詳しく聞ける
個人売買の注意点
保証がない:購入後のトラブルに対する保証がないため、万が一の故障に備える必要がある
契約の不備:取引が不透明になりやすく、書類に不備がある場合、後々問題が起こる可能性がある
車両の確認が不十分:車両の状態をしっかり確認することが重要で、見落としがあれば修理費がかかることがある
業者購入のメリット
保証がある:多くの業者は保証を提供しており、購入後のリスクを減らせる
整備が行われている:業者は基本的に車両の点検や整備を行った上で販売することが多いため、安心
契約が明確:書類や契約内容が整っており、万が一のトラブルに対して法的に守られる
業者購入の注意点
価格が高い:業者を通すため、中間マージンが上乗せされ、個人売買に比べて価格が高くなる
販売店選びが重要:信頼できる業者を選ばないと、保証内容やサービスに不満が残ることがある
個人売買と業者購入にはそれぞれのメリットと注意点があり、自分のニーズに合った方法を選ぶことが大切です。
▶︎6. 中古車選びで失敗しないためのまとめ
中古車選びは慎重に行うべきで、失敗しないためにはいくつかの重要なポイントを押さえておく必要があります。以下に、これまでの内容をおさらいし、失敗しないための3つのポイントを紹介します。
1. 車の状態を細かくチェックする
年式や走行距離だけでなく、車両の履歴(修復歴、冠水歴)や外装、内装も確認
現車確認を行い、実際の状態を把握することが最も重要
車の機械的な部分(エンジン、足回り、ブレーキなど)も確認することを忘れずに
2. 諸費用を含めた総額で判断する
車両本体の価格だけでなく、車検、税金、保険、整備費用なども総額で把握
購入後に予期しない支出がないよう、事前にすべての費用を計算しておく
余裕を持った予算設定で、無理のない購入を心がける
3. 目の前の価格だけでなく、将来のコストを考慮する
燃費や維持費を含めた長期的なコストを計算する
メンテナンスや修理にかかる費用、保証やアフターサービスの有無も重要
購入後のサポートがしっかりしている販売店を選ぶことも大切
これらのポイントを押さえておくことで、中古車購入の際の後悔を防ぎ、長く満足して乗ることができます。
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